車の維持費はどのくらいかかるの？費用や節約方法を解説

車を利用する上で、必ずかかるのがガソリン代を始めとした燃料費です。
ここにかかる費用は、「クルマの燃費性能」と「ガソリンの価格」が中心となります。さらに、ガソリンの価格は燃料の種類によって異なり、「レギュラー」「ハイオク」「軽油」という3種類に分類され、それぞれ利用できる車と1リッターあたりの価格が異なります。
一般的にもっとも安いのが軽油で、「ディーゼル車」と呼ばれる車は軽油を使用します。次にレギュラー、もっとも高いのがハイオクです。ハイオクは燃料がハイオクで指定されている車に使用し、主に高級車やスポーツタイプの車、輸入車などに多いです。

また、近年では電気自動車（BEV）やプラグインハイブリッド（PHEV）といった、電気の充電をする車があり、このような車の場合は充電する電気代も考慮に入れる必要があります。その場合、電気代だけではなく、充電用設備の設置費用が発生することもあるので注意が必要です。

車の維持費としてかかる「税金」には、「自動車税」や「自動車重量税」があります。
これらの税金のもっとも大きな違いは「支払いのタイミング」です。
※わかりやすく説明するため、厳密な表記とは異なる表現の部分もございます。あらかじめご承知おきください。

「自動車税」は車の購入時と毎年5月に支払う税金で、後ほど詳しくご説明しますが車の排気量（エンジンの大きさ）によって金額が変わります。
基本的には排気量が大きい車ほど費用が高くなり、一方で燃費が良く環境にやさしいと認められた車は割引される制度があります。また、新車の登録から13年以上経過した車は割増がされます。
普通車と軽自動車でも金額が異なり、軽自動車の方が税金が安くなっています。

「自動車重量税」は車の購入時と車検の際にかかる税金です。名前の通り車の重量によって費用が異なり、こちらも自動車税同様、普通車と軽自動車でも金額が変わります。

車検をはじめとした「点検整備」にかかる費用も、クルマに乗る上では必要不可欠です。
車の点検には「車検」「12ヶ月法定点検」「メーカーが推奨する点検」があり、この内、車検と12ヶ月点検は国が定める法定点検となっています。

車検は新車登録の3年後、以降2年ごと(商用車、レンタカーは異なります)に受けることが義務付けられており、この際に整備費用だけでなく先程紹介した重量税を含む法定費用の支払いが発生します。
ちなみにこの法定費用の部分は、いずれも法律で金額が定められているため、どこで車検を受けても額が変わることはありません。

12ヶ月点検や推奨の点検はエンジンをはじめ車の走行上重要な部分をチェックしますので、安心して車を走らせるためにはこれらの点検も定期的に実施しましょう。

メンテナンス費用には上記のような点検以外にもさまざまなものがあります。
それはワイパーゴムやタイヤ、エンジンオイル、ウォッシャー液、ブレーキパッドなどの消耗品です。車に乗っていれば必ず交換する時がきて費用もかかる事からこちらも維持費のひとつと言えるでしょう。
その他にも冬には必須のスタッドレスタイヤの費用、タイヤ交換工賃、人によっては保管費用なども、札幌のような雪国では必要な維持費と考えて良いかもしれません。

車の保険には「自賠責保険」と「任意保険」の2種類があります。
「自賠責保険」は必ず加入しなければならない保険で、新車購入時と車検時の法定費用として含まれます。
今回ご紹介したいのは「任意保険」です。
任意保険は車の所有者が自身で内容や加入先の保険会社を選んで契約する保険で、自賠責保険ではカバーされない、対物事故や自身の車の損傷、自身や同乗者のけがをはじめ、代車特約や弁護士特約など、希望に応じて様々な補償が用意されています。
任意保険の金額は、補償内容や運転者年齢、運転免許証の色などによって金額が変わります。
万が一のことを考えれば、維持費の一つとしてみなされています。

残価設定型プランなどのカーローンやカーリースを利用し車を購入した場合は、月々のお支払も必要になります。
かかる費用は、車の金額や契約内容によって異なるため人によって大きく異なる部分です。

大きな維持費の一つですが、AGHトヨタ札幌では先にご紹介した任意保険とその他のトヨタのサービスと組み合わせることで、負担を減らせる可能性があります。
詳しくは記事の最後にご紹介しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

自宅の敷地内に駐車場や車庫がある場合はかかりませんが、賃貸などの集合住宅の場合や自宅に十分なスペースが無い場合などは駐車場代が毎月かかるケースが多いです。
駐車場にかかる費用は地域によって大きく変わってきます。月3,000円〜5,000円ほどのところもあれば、都市部になると2万円を超えるところもあるようです。
ちなみに札幌市中央区で月極の駐車場の平均相場はおおよそ15,000円半ば位の様です。

雪が降った後、泥だらけになった車を洗おうにも寒くてちょっと…という事で、札幌をはじめとした雪国の方は、洗車をガソリンスタンドやディーラーでお金を払って願いする人も多いのではないでしょうか？
人によるところが大きいですが、こういったカーケアにかかる費用も維持費と言えそうです。

最後に、高速道路や有料道路の料金です。
こちらも人によっては全く…という場合もありますが、車で旅行やドライブに出かけると距離によっては数千円かかる事も。
また、ここに関しては交通料金だけでなく、ETC車載器やいざという時のためのJAFの加入なども含めて考えるべきでしょう。

まずは「自動車税」についてご紹介します。
自動車税は主にエンジンの排気量によって分けられており、下記のような税額となっています。
税額は購入時の車の燃費や環境性能で割引が発生したり、初度登録からの経過年数などでも異なるため複雑です。
特に購入時は同じ車でもグレードやオプションによって税額が変わることもありますので、しっかり確認をした上で車選びをするようにしましょう。

自動車税/軽自動車税 (2023年2月時点) ※初度登録年により税額が異なる場合があります。正確な税額をお求めの際はスタッフまでご確認ください。
参考：自動車税種別割（総務部財政局税務課）

次に「重量税」についてご紹介します。
重量税は名前の通り、車の重さに応じて金額が異なります。さらに新車時と車検時でも金額が異なるためこちらも非常に複雑です。軽自動車のみ、重量ではなく「軽自動車」という枠組みで金額が定められています。
新車の場合、こちらも自動車税同様、環境性能により税額が軽減される事があります。

自動車重量税
（新車購入時・3年分支払い・エコカーによる軽減なしの場合、2023年2月時点） ※お車の正確な税額をお求めの際はスタッフまでご確認ください。
参考：自動車重量税額について

何度かご紹介したように、車の税金は燃費が良く環境にやさしい車は安くなるという仕組みがあります。
ですので、新車購入をする際に燃費の良い「エコカー」を選ぶことで支払う税金を軽減することができます。
「燃費が良い」という事は、ガソリンの消費も少ないという事。つまりは、維持費の一つとしてご紹介した「燃料費」の節約にもつながります。
このようにエコカーを選ぶことは維持費の節約に一石二鳥の効果があります。

エコカーの代表的なものとして「ハイブリッドカー」や、「電気自動車」「燃料電池車」「プラグインハイブリッド」などの車が挙げられます。
「軽自動車」は税金だけでなく、車検にかかる費用や消耗品の価格も安いことから、維持費を大きく節約することができます。
買い物などの日常使いにのみ使用するという人や、ほとんど1人で使用するなどといった使用用途がピッタリあう人にとっては良い選択肢といえます。

また、維持費とは異なりますが「電気自動車」や「燃料電池車」といった一部の車は購入時に補助金を受け取ることができる場合があります。

参考：令和４年度補正予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」、「クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金」 （METI/経済産業省）
※2023年2月27日現在の情報をもとにしております

もし、このような最先端の車の購入を考えているのであれば、上手く利用できる制度が無いか調べてみるのも良いかもしれません。

「燃料費」の節約方法として、「安いガソリンスタンド」を探すという手段もあります。
ガソリンは地域やスタンドによって価格差が大きいです。少しでも安いガソリンスタンドを見つけて利用することで、燃料費の節約につながります。

ただ、安さを求めるあまり、遠すぎるガソリンスタンドまで行って燃料を消費してしまっては本末転倒になってしまうので、ご自身の生活圏のなかから探すようにしましょう。
 

維持費として挙げた「点検整備」ですが、定期的に行うことで大きな出費を防ぐことにつながります。
事前に交換が必要な部品や、不調につながる兆しを点検時に見つけ、早めの対処をすることで結果的に費用の節約につながります。

例えば、身近なところで「ブレーキパッド」などは使用できる限界が決まっており、それを超えてしまうとインジケータと呼ばれる鉄の部品に干渉し、交換を知らせるために音を出します。これをさらに放置すると、パットだけでは無くブレーキのディスクローターも交換することとなり、多大な出費につながってしまいます。

なにより、これらのことは「安全」という、お金以上に大切なことに関わりますので、かならず定期的な点検・整備をするようにしましょう。

「任意保険」は補償内容を自分で選ぶことができます。対人賠償保険、対物賠償保険、人身傷害保険などの項目や特約があり、その内容によって保険料はことなります。
ですが、いざという時のために入る保険を維持費を下げるためだけに補償内容を落とすのは心配ですよね。

実は場合によって補償内容を落とさずに、保険料を下げることができる場合があります。
「弁護士特約」といった一部の特約などは、家族で複数の契約をしている場合は、どれか1つの契約だけで家族全員が利用できる場合があり、意外と見落としがちなポイントです。
この他にも、若い方が初めて車を買う時なども、家族の保険を上手く活用することで大きく保険料を節約することができたりします。

もし、このような節約方法が気になる場合は、お近くのAGHトヨタ札幌のお店に相談してみてください。

最後にトヨタだからできる維持費の節約方法「トリプルアシスト」をご紹介します。
トリプルアシストは「残価設定型プラン」+「使ってバック」+「クレジット一体型保険」の3つのサービスを組み合わせることで、月々のお支払や任意保険料を軽減する方法です。
「残価設定型プランでの新車購入」「TS3(ティーエスキュービック)カードの加入または保有」「任意保険の新規契約」などハードルはありますが、条件が合う方には非常にお得なプランです。
特に「クレジット一体型保険」は、保険料が高くなりがちな若い方にはおすすめですので、一度お試しでいいので試算してみてください。