学生フォーミュラ支援
トヨタカローラ札幌では、2016年より北海道大学工学部公認団体『フォーミュラSAE北海道チーム(FHT)』を支援しています。
ここでは「全日本学生フォーミュラ大会」を目標に活動する学生たちの様子を紹介します。
ここでは「全日本学生フォーミュラ大会」を目標に活動する学生たちの様子を紹介します。
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少子化による学生の減少に加え、近年の若者の理科離れといった深刻な状況は、日本の自動車産業にとって将来の国際競争力・企業競争力の低下、優秀な技術者の人材不足につながりかねません。また、最近の工学系大学では、実習や設計・製図などのカリキュラムが減少しており、欧米に比べ、ものづくりの機会が不足しています。
一方、米国では 「Formula SAE®」 を開催するなど、学生が実際のものづくりを通して自分たちの能力や知識を、発揮できる場を提供されており、産学官の協力のもと、 人材育成の基盤づくりが根付いています。しかし日本では、全国的なものづくりコンテストとして、 ソーラーカー大会やロボットコンテストがありますが、自動車技術分野で活躍を目指す学生にとっては、習得した専門技術を発揮しうる設計コンテストがない状況です。
学生たちが実際にものに接し、ものを創っていくことによって、技術の理解を深め、実践的な能力を養い、より高いレベルに意欲的に取り組んでいく。 ものづくりの本質やそのプロセスを学ぶとともにチーム活動やものづくりの厳しさ、面白さ、喜びを実感できる、そんな環境づくりを通じて、創造性に満ちた技術者の育成を目指しています。(全日本 学生フォーミュラ公式サイトより抜粋)
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少子化による学生の減少に加え、近年の若者の理科離れといった深刻な状況は、日本の自動車産業にとって将来の国際競争力・企業競争力の低下、優秀な技術者の人材不足につながりかねません。また、最近の工学系大学では、実習や設計・製図などのカリキュラムが減少しており、欧米に比べ、ものづくりの機会が不足しています。
FHT活動の軌跡
- 2023年
- 2020年
- 2019年
- ~2018年
2023年 8月21日 大会本番目前‼マシンの調子はいかに!?
8月28日~9月2日の大会本番に向けてマシンの最終調整です。
現在は、レース前の車検に合格するための部品取付を行い、マシンを走れる状態に組み上げていきます。
作業途中にはピカピカに塗装されたカウルも登場‼ 北大FHTカラーの緑がとてもいい感じ‼
このカウルも1から造形し、学生だけで作り上げました。すごいですよね!? (塗装は外注ですが(笑))
年々、部員の腕もマシンの完成度も上がっていますね。
今年は 「完走」 を目標に挑戦します‼暑い中ですが、頑張れ北大FHT‼
現在は、レース前の車検に合格するための部品取付を行い、マシンを走れる状態に組み上げていきます。
作業途中にはピカピカに塗装されたカウルも登場‼ 北大FHTカラーの緑がとてもいい感じ‼
このカウルも1から造形し、学生だけで作り上げました。すごいですよね!? (塗装は外注ですが(笑))
年々、部員の腕もマシンの完成度も上がっていますね。
今年は 「完走」 を目標に挑戦します‼暑い中ですが、頑張れ北大FHT‼
2023年 5月-6月の活動
①マシン製作の裏側
コロナ禍の影響で車両製作経験者不在の中、発注品の納期やスケジュール組みなどの苦労や、部品の組付けの際に部品の干渉等が生じ、リスケを余儀なくされることもありましたが着実に一歩ずつ進んでいます。
コロナ禍の影響で車両製作経験者不在の中、発注品の納期やスケジュール組みなどの苦労や、部品の組付けの際に部品の干渉等が生じ、リスケを余儀なくされることもありましたが着実に一歩ずつ進んでいます。
② 6月3日-4日 マシンお披露目を終えた心境
たくさんの苦労を乗り越えメンバー全員で車両のシェイクダウン※までに必要なことを把握して、自分たちが一から作り始めたことの全貌を見ることができ、メンバー全員が感動とともに『絶対に走らせたい思い』がより一層強まりました。また、車両展示には多くの方に足を運んでいただけ、興味を持ってもらい感謝感謝です!
※シェイクダウン…完成したレーシングカーの初めての走行のことです。
たくさんの苦労を乗り越えメンバー全員で車両のシェイクダウン※までに必要なことを把握して、自分たちが一から作り始めたことの全貌を見ることができ、メンバー全員が感動とともに『絶対に走らせたい思い』がより一層強まりました。また、車両展示には多くの方に足を運んでいただけ、興味を持ってもらい感謝感謝です!
※シェイクダウン…完成したレーシングカーの初めての走行のことです。
③今後の意気込み
念願の車両完成が近づいてきました。いよいよ走行ができるという楽しみと、走行後のトラブル対応・車検対策などの課題をクリアしなくてはいけない責任を胸に、気を引締めて大会に向けて進めていきます!
引き続き、応援よろしくお願いいたします。
念願の車両完成が近づいてきました。いよいよ走行ができるという楽しみと、走行後のトラブル対応・車検対策などの課題をクリアしなくてはいけない責任を胸に、気を引締めて大会に向けて進めていきます!
引き続き、応援よろしくお願いいたします。
2023年 4月14日・4月20日 4年ぶりに開催!春の新歓で車両展示!
コロナの影響で開催できていなかった“春の新入生歓迎会”を4年ぶりに開催!
少し肌寒い中でしたが、2週に渡り 「GR86」「GRカローラ」「GRヤリス」 と北大フォーミュラのマシンフレームを並べて展示。
普段あまり見ることができないスポーツカーやマシンに多くの学生が興味を持って立ち寄ってくれました。
今回の新歓では7名の新入生が加入する見込みです。
マシン製作はこれからが本番!みんなで力を合わせて最高のマシンを完成させていきましょう!
少し肌寒い中でしたが、2週に渡り 「GR86」「GRカローラ」「GRヤリス」 と北大フォーミュラのマシンフレームを並べて展示。
普段あまり見ることができないスポーツカーやマシンに多くの学生が興味を持って立ち寄ってくれました。
今回の新歓では7名の新入生が加入する見込みです。
マシン製作はこれからが本番!みんなで力を合わせて最高のマシンを完成させていきましょう!
2020年 3月14日 今シーズン初のエンジン始動
4月中旬を予定している「シェイクダウン※」まで残り1ヵ月。2月末にエンジンのカムシャフトという部品を交換し、様々な調整を行った後、初のエンジン始動を行いました。エンジンの重要部品を交換した後は、調子良く始動できるか心配ですが…今回は問題なく掛かりました!!交換した部品も正常に動いている様子で、とりあえず一安心。これからは、エンジンを掛けた状態で燃料の噴射状態や、空気の吸入状況などの細かい調整作業が待っています。この調整を怠ると本番にいい記録が残せません。細かい作業になりますが、怠りなく頑張りましょう!!
※マシンがエンジンを載せて自走できる状態
※マシンがエンジンを載せて自走できる状態
2020年 2月26日 重要部品の交換作業風景
今回はエンジン内部にある部品交換の様子をご紹介。メンバーは整備工場で行っているような、精密で難しいエンジン内部の部品交換・調整も自分たちで作業しています。今回交換したのは「カムシャフト」。マシンのパワーを最大限に引き出すために重要な部品です。修理書とにらめっこしながらの作業で、途中部品が外れなかったり悩んだ部分もありましたが、交換・調整作業は無事に完了!!この部品ひとつでもタイムが大きく変わります。試行錯誤しながらも「最高のマシン」にするために、頑張ってもらいたいですね!!
2020年 2月15日 大会エントリー完了。マシン製作もイイ感じ!!
前月無事に大会エントリーが完了。今年は大会に出られるということで、まずは一安心。しかしFHTメンバーに時間はありません。ここからマシン製作を急ピッチで進め、4月中旬にはシェイクダウン(※)する予定です。現在北大生は春休み中ですが、メンバーは休みも惜しんでフレームの溶接、エアロパーツの製作に精を出していました。大会で納得できるタイムを出すには、早くマシンを完成させ、テスト走行を繰り返すことが重要。万全な体制で大会に臨めるように、これからの時間の使い方が本当に大事になってきます。がんばれFHT!!
※マシンがエンジンなどを搭載し、自走できる状態
※マシンがエンジンなどを搭載し、自走できる状態
2019年 11月5日 スポンサーへの年度報告会
今年もこの時期がやってきました。スポンサー報告会の案内があると、今シーズンも終わったんだな…と少し寂しく思います。今シーズンのマシン製作は順調に進み、とても良いものが完成しました。しかし、残念ながら大会への参加は叶いませんでした。反省する部分はもちろんありますが、得たものも、とても多いシーズンになったと思います。テスト走行ではスキッドパッド(8の字走行)で参考タイムではありますが、今大会7位相当のタイムを記録!!大会本番でもこのようなタイムを出せれば、上位に食い込むこと間違い無し!!来シーズンへの期待が高まります!!来年度もFHTの応援をお願いいたします。
2019年 11月4日 GRガレージで本番のシミュレーション
マシンドライブ練習のため、GRガレージ札幌厚別通のレーシングシミュレータに自分たちが作成したマシンデータを入力し、実際の大会コースをシミュレータで走行するという高度な練習を実施しました。
細かいマシンセッティングもできるので、レース (大会) のシミュレーションが可能なのです。北海道で実際にマシンを走行させるには難しい時期になってきたので、レーシングシミュレータを使用していただきました。
皆さまも応援よろしくお願いします!
細かいマシンセッティングもできるので、レース (大会) のシミュレーションが可能なのです。北海道で実際にマシンを走行させるには難しい時期になってきたので、レーシングシミュレータを使用していただきました。
皆さまも応援よろしくお願いします!
2019.10.26 来シーズンに向けて始動!!
外はだんだんと寒くなってきましたが、FHTのメンバーは全員で熱く議論をしています。そうです!もう来年の大会に向けて準備を進めています。この時期から来年の予算立て、マシン・部品の設計を開始しなければ大会に間に合いません。今年製作したマシンは、とても良い出来でデータも多く収集できました。マシンの良いところは残しつつも、新入生に技術・心構えを伝承するため、今年のデータを元にイチからマシンを製作します。来年はどんなマシンに仕上がるのか、今から楽しみですね!!
※画像は今年製作したマシン。とてもいい仕上がりです!!
※画像は今年製作したマシン。とてもいい仕上がりです!!
2019.08.27 番外編「FHT、他校学生と交流」
来年度トヨタカローラ札幌に入社予定の学生の皆さまと、FHTメンバーで、新千歳モーターランドでカート走行会を実施しました。晴天下、気持ち良く走ることができ、皆でモータースポーツの楽しさを共有できました。新千歳モーターランドさんでは、今回のようにライセンス不要かつ手ぶらで楽しめるレーシング体験もできます。ぜひ挑戦し、この爽快感を味わってみてはいかがでしょうか☆
2019.06.29 今シーズン初!!テスト走行 in 北海道大学
ついにここまでやってきました!!初のテスト走行を北海道大学の駐車場で行いました。今年度のマシンはエンジンの調子がとても良く、見た目からも速そうな印象を受けます。実際に走り出すとエンジンの吹け上がりも良く、ブレーキ性能も全く問題無し。完成度がとても高く仕上がっています。今後もテスト走行を重ね、多くのデータを収集し、さらに完成度を上げていく活動が続きます。気を緩めずに頑張れ!FHT!
2019.06.18 テスト走行までもう少し!
5月12日にシェイクダウン(※)が無事行われ、初のテスト走行へ向けての準備が、もくもくと進められています。フレームの塗装と現時点の重量測定を実施。設計段階での重量と少々差はありましたが、頑丈なフレームの完成です。今後は全ての部品を取付け、テスト走行を繰り返し、データ収集を行います。このデータを用いて、よりレベルの高いマシンへと進化させてくれるはずです!
※マシンがエンジンなどを搭載し、自走できる状態
※マシンがエンジンなどを搭載し、自走できる状態
2019.04.18 春の新歓で車両展示!2日目
“春の新入生歓迎会” 2日目!本日は気温が高く、絶好の新歓日和になりました。初日から変更し「カローラスポーツ」「TOYOTA 86」を展示。FHTのマシンも部品の取り付けを公開するなどし、学生の勧誘を行いました。そんな部員の熱い気持ちが功を奏して、なんと今回の新歓では14人も新入生が加入してくれました!これからの活躍に期待ですね。
2019.04.10 春の新歓で車両展示!初日
今年もこの時期がやってきました“春の新入生歓迎会”。トヨタカローラ札幌からは、例年同様スポーツタイプの車両展示で新歓のお手伝いです。初日には「TOYOTA 86」「Vitz GRMN」の2台をFHTのマシンと共に展示。寒い中でしたが、多くの学生が立ち止りマシンに興味を示してくれました。新入部員はいつでも歓迎しています。みんなで最高の1台を作りましょう!
2019.03.19 女性メンバーも頑張っています!
フレームの溶接作業が終わり、「自立(※1)」に向けてメンバー全員奮起中!女性メンバーも、グラインダー片手に火花を散らしながら部品製作に黙々と励んでいました。部員全員で「最高の1台」を製作する!という気持ちが伝わってきますね!自立後は、エンジンなどを取付け、5月に「シェイクダウン(※2)」の予定です。
※1)マシンのフレームにタイヤが取り付けられ、地面に着地できる状態
※2)マシンがエンジンを搭載し、自走で走行ができる状態
※1)マシンのフレームにタイヤが取り付けられ、地面に着地できる状態
※2)マシンがエンジンを搭載し、自走で走行ができる状態
2019.02.19 正しい工具の使い方講習会
1年生を対象に、工具の使い方の基礎やメンテナンス方法を学んでいただきました。マシン製作には欠かせない「工具」。正しく・上手に、自分の手のように扱えると作業効率も上がります。短い時間でしたが、今回の講習がマシン製作に役立ってくれればと思います。
2019.01.22 マシン設計最終段階
現在のFHTは各パーツ設計の最終段階です。マシンのレイアウトも決まり、これから製作作業に移ります。その中でもフレーム製作は材料を加工し溶接作業に入り、来月には完成予定です。5月には全てのパーツを取付け、自走できるようにしなければなりません。ここからが本番です。頑張れFHT!!
2018.12.04 フレーム設計も大詰め!
厳しい寒さに負けることなく、学生たちは熱い気持ちでパーツを設計中です。なかでもフレーム設計がもう少しで完成するとのことで、進捗は順調です。今シーズンは多くの技術講習にも参加予定なので、これまでとは違ったマシンが出来上がるのを期待しましょう!
2018.11.11 北大ポプラ並木でのテスト走行
昨年度使用したマシンでテスト走行を実施。私は実際の走行シーンを見るのは初めてでしたが、「本当にこれがイチから作ったマシンなんだな」と感動!今回のテスト走行で得たデータは、今年度のマシン製作に役立ちます。「勝てるマシン製作」を楽しみにしています!これから地道なパソコン作業が待っていますね(笑)
2018.10.30 スポンサーに向けて報告会を開催
「第16回大会参戦報告会・第17回大会参戦概要説明」が北海道大学で開催されました。その中で、今期のマシンコンセプト・大会目標の発表がありました。今期目標は「総合15位」。今までの反省を糧にすれば、必ず届くはず!トヨタカローラ札幌も全力で応援します!
2018.09.25 全国大会終了。来シーズンに向けて!
全国大会が終わり、すぐさま来シーズンに向けたスケジュール・コンセプトの検討に入ります。大会は悔しい結果(96チーム中58位)となりましたが、得たものも多いはずです。来シーズンは上位に食い込めるよう、頑張れFHT!
2018.08.21 作業も大詰め、大会までもう少し!
大会まであと2週間。作業も大詰めに入り、緊張感が高まってきました。あとは悔いのないよう仕上げをし、本番では自分の腕を十分に発揮してください。良い結果を期待しています!頑張れFHT!
2018.07.24 フレーム塗装完成!
各作製部門とも作業に遅れはありながらも、この日までにはやるよ!と力強い言葉もあり、夜遅い時間まで完成に向けて頑張っていました。マシンはフレームの塗装も完了し、アームを指導してもらいながら溶接していました。やっぱりマシンをイチから作るのは大変ですね。ドライバーも決まり、作業も最終段階に入ってきましたね。
2018.06.26 マシン製作状況
5/31にシェイクダウンを済ませ、現在はテスト走行によるマシン強化段階に入っていました。昨年の大会時にはエンジンが吹け上がらないトラブルにみまわれた教訓を活かし、吸気系に対策品を導入しているようです。変わった形のインテークマニホールド兼サージタンクがまさにそれですね!DMMさんの3Dプリンターで制作して頂いたそうですよ。素晴らしい!
2018.04.05 春の新入生歓迎会
「クルマの走る楽しさ」や「ものづくりの素晴らしさ」を伝え、多くの学生にフォーミュラSAE北海道チームに入部して頂きたく、新入生歓迎会に参加させていただきました。おかげさまで多くの学生が寒い中、製作中のマシンや当社展示車両を見学にきてくださり、新入部員も増えました。ありがとうございました!
2018.02.28 溶接講習会開催
技術支援の一環として、溶接機メーカーであるダイヘン溶接メカトロシステム様による技術講習会を開催いたしました。パルスの使い方や溶接ポイントの解説など、学生達は身を乗りだして聞いていました。これで丈夫なフレーム製作が可能になります。
2018.02.15 ガレージ訪問(フレーム製作編 )
ガレージ訪問時に製作中のフレームを見せて頂きました。学生達は設計からコスト管理、もちろん作業もこなします。鉄の棒を設計通りにカットし、決めたポイントに溶接!自分たちで設計したマシンを自分たちで作り上げ、そして競う!なんてまさに「ものづくり」の醍醐味を味わえますね。
2017.10.06 2017年 参戦報告会
9月の全国大会を終えて、先生やスポンサーの皆様に参戦報告会を開催。残念ながら大会結果は目標に届きませんでしたが、1年間精一杯やってくれました。また悔しさをバネに飛躍しよう!頑張れFHT!