ローンでの車の購入・ボーナス払いを併用すべき？均等払いとの違いやメリット・デメリットとは

まず「ボーナス払い」とは、名前の通り毎月のお支払に加え、任意のタイミングで設定したボーナス月に、一定の金額を増額して返済する方法です。

毎月同じ金額を最終回まで支払う「均等払い」に対し、ボーナス払いは月々の支払いにプラスしてボーナス時期にも支払いをする、という点がもっとも大きな違いになります。

一般的にボーナス払いは、「7月と12月」や「1月と8月」といった感じに夏のボーナス、冬のボーナスの支給月にあわせることが多いです。
ただし、ボーナス払いができる支払い月は「契約者が自分自身で決めている場合」と「ローン会社によって選定されている場合」の2パターンがあります。また、ローン会社や契約内容によって、ボーナス払いの指定月の選定方法や支払額の計算が異なってきます。
ですので、契約内容によっては、夏と冬両方での支払いだけではなく、夏もしくは冬のみ支払うなど、ある程度ご自身で選択できることもあります。また、ボーナス払いでの支払金額も自分で設定できるので、ボーナス払いを併用しても無理のない支払いプランを立てることが可能です。

カーローンでボーナス払いを利用するケースはさまざまですが、よくあるケースとしては、「月々の支払額を抑えたい」時ではないかと思われます。
例えば、比較的車両本体価格が高い車を購入する時や、頭金が用意できない、当初の予定より上の車種やグレードの車を購入したい、といった時はどうしても月々の支払い額は高くなってしまいます。
このような場合に、ボーナス払いを併用することで、月々の支払いが大きくなってしまうことを避けやすくなります。

ボーナス払いのもっとも大きなメリットは、先ほどもご紹介したように「月々の支払金額を抑えられる」という点です。
均等払いだと月収に対して支払金額の割合が大きくなってしまう可能性がありますが、ボーナス払いを併用することで月々の支払いを抑えることができます。
車の維持費には車両代以外にも、保険やガソリン代、メンテナンス費用なども必要になりますので、月々の負担を重視する方には有効なお支払方法と言えるでしょう。

例えば月収はあまり高くないけれどボーナスでまとまった金額をもらえる人の場合、ボーナス払いを併用することで月々の負担を抑えつつ、早くローンが終わるような支払いプランを立てることも可能です。
また、ボーナス払いの利用は定期収入のある会社勤めの方に限りません。農家の方などは、収穫時期にまとまった収入が見込める場合もありますので、この様なタイミングにボーナス払いの設定をするといった例もあります。

このように、収入が多く見込めるタイミングをボーナス支払い月に設定することで、通常の月の負担を小さくできる事が一番のメリットといえます。

ボーナス払いを併用するデメリットは、計画的に見通しを立てないと支払いに苦労する可能性がある点です。ボーナスの金額は、受け取る人の業績や会社の景気に左右される部分が大きく、「思っていたよりも多かった」というときもあれば、「予想よりも少なかった」というときもあるでしょう。

しかし、1度ボーナス払いを設定してしまったらボーナス時期に必ず決められた金額を支払わなければなりません。予想よりもボーナスが少なかった場合や、予定外の出費が発生したときに、支払いを圧迫してしまう可能性があります。

また、カーローンを組んで支払いをしている最中に転職をする可能性がないとはいえません。ローンを組んだときはボーナスのある企業に勤めていたとしても、転職先が年棒制だったり、非正規雇用の職員として勤務することになった場合、ボーナスが入らないため、ボーナス時期の支払いに困ってしまう可能性があります。

もちろん月収からボーナス払い分のお金を貯金しておくことも可能ではありますが、計画通りに貯金できるとは限りません。

ボーナス払いと均等払いは、結局のところ申し込む人の状況によってどちらがおすすめかは変わってきます。

毎年一定のタイミングでボーナスでの収入が見込め、毎月の支払いを少しでも抑えたい人は「ボーナス払い」を併用するのがおすすめです。
逆にボーナスがない職種の人、支払いを定額にして家計の管理をわかりやすくしたい人などは「均等払い」のほうが安定した支払いができます。

さらには、様々なクレジットの種類との組み合わせにより、同じクレジット元金でもたくさんのお支払プランが考えられます。
また、購入する車の金額によっても何がおすすめかは変わってきます。もしローンを組むときにボーナス払いで悩んだ時は、「お支払方法」「ご自身の状況」「支払金額の差」をポイントに検討をするとよいでしょう。

自動車ローンをご利用の際は、あらかじめ綿密な支払いシミュレーションを計画したうえで、ご自身のカーライフにあった支払い方法を選択しましょう。

カーローンでボーナス払いを併用する際は、必ず「支払いシュミレーション」を行った上で併用するかどうかを検討することが望ましいです。
支払いシュミレーションの方法は、お店のスタッフに見積と共に計算をしてもらう、ディーラーなどのホームページにあるシミュレーションページで概算の金額を見る、などの方法があります。

毎月の支払金額とボーナス払いを併用した年間支払金額や、ボーナス払いを利用して家計を圧迫する心配がないかなど、支払いシュミレーションでチェックをして、必ず無理のないプランで検討をしましょう。

結論から申し上げてしまいますと、基本的に途中でボーナス払いをやめるということはできません。どうしてもボーナス払いが厳しくなり、均等払いに変更したいときは、一度清算を行いカーローンを組み直すことになります。
組み直し自体もクレジット会社によっては対応していない場合があるので、注意が必要です。

カーローンを組み替えが可能な場合でも、審査の結果次第では必ずしも希望が通るとは限らないので、購入時にカーローンを組む際は、しっかり検討した上でボーナス払いの併用を決断することが大切です。

月々の変動がなく、毎月コツコツと返済することができるのは「均等払い」です。
家計の計算がしやすいので、冠婚葬祭などでの急な出費にも対応しやすいのが魅力です。これまで紹介してきたように、ボーナス払いの併用もできるので、希望に応じて月々の支払いを抑えることも可能です。
プランがわかりやすく、返済計画を立てやすい支払い方法です。

「残価設定型ローン」は、「残価」と呼ばれる最終回の支払い金額を設定してローンを組む方法です。「残価設定型クレジット」「残クレ」とも呼ばれています。
最終回に大きめの金額を残しておくので、相対的に月々の支払いを低くできることが特徴です。

この「残価」とは、車両価格の一部をあらかじめ据え置いた「将来の車の価値」を指します。例えば、新車で200万円の車を購入するとして、その車の3年後の査定額(市場価格)が110万円だった場合、その残価は110万円に設定されます。

均等払いの場合は、200万円のクルマを利息などを含めてローン契約年数で計算し、毎月分に分けて支払いをします（ボーナス払いを併用しない場合）。
対して、残価設定型ローンを利用する場合は、110万円が残価となりますので、残りの90万円を3年ローンで支払うようにローン計画を立てるという具合です。
当然ながら、200万円を3年ローンで均等払いするよりも、90万円を3年払いで均等払いするほうが月々の支払い額は少なくなります。

ボーナス払いの併用も可能ですので、月々の負担をできるだけ抑えたい方におすすめのプランです。

毎月支払いをしながら自家用車を利用するという意味では、カーリースもその用途を満たすことができる方法です。

車の残価を設定した上で、契約期間に基づいた毎月の支払い金額を支払うというシステムは残価設定型ローンと似ています。
残価設定型ローンとの大きな違いは、簡単に説明してしまいますと「車の維持費が含まれる」「支払い完了後、車が自分の物にならない」という点です。

残価設定型ローンの場合、車の車検やオイル交換、税金の支払いなど、車を維持するために必要な作業や支払いはすべて車を利用している人が行います。しかしカーリースの場合は、契約内容により範囲は異なりますが、車検や税金などの維持費が支払いに含まれていることが大きな特徴です。

基本的にボーナス払いの設定は取り扱うリース会社によって変わる事が多いです。利用できる金額も固定の場合が多いので、カーリースとボーナス払いを併用したい場合は、まずはサービス内容の確認から始めることをおすすめします。

そもそも毎月のお支払自体を無くしてしまいたい！という方には残額据え置き払いという方法もあります。

残価を残すという点では通常の残価設定プランとそっくりなのですが、「残額据置き払い」は、「頭金」と3年後の「残価」の2回だけ支払する方法です。月々の支払いが無いため当然ボーナス払いの利用もありません。

ローンで月々の支払いは組みたくないけれど、現金一括払いよりも1度に支払う費用を抑えたい人に適しています。

AGHトヨタ札幌でも、独自の残価設定サービス「ラクモン」を提供しています。
ラクモンは、大きく「残価設定型ローン」と「残額据置き払い」という2つの支払い方法を用意しており、お財布事情や用途に応じて柔軟な支払い方法を選べるサービスです。

一般的に3年や5年の設定が多い中、「1～5年の間で支払い年数を選べる」という点が特徴の一つで、残価設定払いのプランであれば、ボーナス払いの併用も可能ですので支払期間と上手く調整することで、月々の支払を理想的な額に設定しやすいことが魅力です。

「トッピングリース」は、人気のトヨタ車に好きなオプションをプラスできるカーリースサービスとなっています。
オプションや契約内容選びが煩雑になりがちなカーリースを、A4のシート一枚で欲しい車の月々のお支払を決められるお手軽さが魅力です。

「トッピングリース」は契約期間は３年のみの設定で、期間を自由に選べない代わりに計算がしやすくお手軽に検討ができることが他のリースにない特徴です。
ベースとなるグレードが設定してあり、グレードを上げると+○○○○円、オプションをつけると+○○○○円などシンプルに計算できる仕組みです。
また、選択できるオプションに「スタッドレスタイヤ＆冬用ワイパーセット」や「マフラー防錆」など、雪国ならではの設定が用意されていることも札幌の皆さんにオススメしたいポイントの一つです。

ボーナス払いの設定も、「50,000円」または「100,000円」から選ぶことができ、月々のお支払額重視の方にもおすすめのプランです。

AGHトヨタ札幌では、新車だけでなく中古車でもご利用できるカーリース、「コミってカー」をご用意しています。

「コミってカー」は、まだ初度登録から3年しか経っていない「中古車」を、2年間一定の金額で乗ることができるリースプランです。
ご用意している中古車も、全車がAGHトヨタ札幌の個人リース3年契約をしていた車(2022年12月現在)ですので、状態も良く新しい装備がついて満足度が高い、トヨタの正規ディーラーならではのサービスです。
車は必要だけどできるだけ予算を抑える必要がある方は、新車だけでなくコミってカーで中古車の検討もしてみるとよいでしょう。